鈑金塗装作業に邪魔になる部品を丁寧にすべて外していきます。傷にならないように外した部品は大切に保管します。

損傷を伴っている場所をまず「粗だし」します。 ヘコミを出す場合はただ出すのではなくパネルへ不要なダメージを与えないように作業し、ある程度パネルがでたらハンマーとあてばんで裏から丁寧に鉄板を整えていきます。

ここで大事なのが、むやみに叩くと鉄板がのびてしまうので強度を保ちながら慎重に復元していきます。

整えた鉄板に極力薄くパテを盛ります。厚盛りはトラブルの原因になるのと、同時にパテをしっかり乾かさないと硬化不良や収縮などのトラブルに繋がります。

固まったパテを粗い番手から研ぎはじめペーパーの 番手をどんどん細かくして仕上げていきます。

しっかり面が整ったところで、サフェーサを吹きます。 サフェーサ（下処理剤）を入れることによって艶引き、乾燥不良等のトラブルを防ぎます。

充分サフェーサを遠赤外線乾燥機で乾かした後は、歪み、ラインを確認しながら細かく番手を落として仕上げていきます。

車はメーカー、乗っている年数、保管状態などにより色が微妙に変わってきてしまいます。このためコンピュータ調合で現車近くまでは作れますが、限りなく色を近づけるには、色一滴一滴混ぜながらの調合になりますのでかなり難しい作業となります。

塗装時にごみが出ないように隙間を空けることなくマスキングしていきます。当社はアクゾノーベルコーティング社と日本ペイント社の塗料を使用していますので車種、塗色に応じて使い分けします。

気温湿度空調状態などの状況により仕上がりが左右する中、上下圧送式塗装ブースを使用することによって安定な仕上がりになります。

最終的に塗装面を仕上げていきます。塗装を施した廻りのパネルも一緒に磨き上げていきます。

納品時、修理保証書を発行しますので修理箇所に不具合があった場合には、無料でご対応させていただきます。

このような作業で完了です。
限りなく新車同様にもどしお客様に喜ばれる最高の仕上がりを実現しています。